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2020東京五輪“幻の侍ジャパン”を独自選定! 1年延期で…代表の座を掴むのは誰だ 稲葉監督「新陳代謝」否定せず (1/3ページ)

 本来なら東京五輪は24日に開会式が行われ、2大会ぶりに復活する野球の日本代表は29日に福島・あづま球場で初戦に臨むはずだった。メンバー選考について「昨秋のプレミア12が土台になる」と明言する稲葉篤紀監督(47)は、コロナ禍で大会が1年延期されていなければ、どんな陣容で金メダル獲りに挑んでいたのか。本紙は幻となった2020年版侍ジャパンを独自に選定。21年に先送りとなった夢舞台は、今季明暗分かれる候補選手たちの運命、そして日本野球の未来を大きく揺さぶることになる。

 予定通り今夏に五輪が行われていた場合、24人の最終メンバーの提出期限は6月末だった。今月17日に契約延長に合意した稲葉監督は「プレミアのメンバーからガラリと変わるわけではない。彼らが基本線」と明かしている。プレミア12は指揮官にとって初の世界タイトル。ともに優勝したメンバーへの思い入れは強い。どの選手も代表ユニホームへの忠誠心は高いため、なおさら絞り込みには苦心したはずだ。

 信頼を置く選手たちの今季のパフォーマンスをチェックしながら、締め切りギリギリまで状態を見極め。一方で、既存のメンバーを上回る輝きを放つ、新しい才能の台頭も見逃せない。指揮官も「若い選手がどんどん出てきている。柔軟に考えないといけない」と新陳代謝を否定しなかった。

 最激戦区は三塁だ。これまでは人材不足もあって37歳のベテラン、松田(ソフトバンク)の独壇場。代表首脳陣からムードメーカーの期待も大きかったが、今季は大不振にあえぐ。世代交代を担う後任候補はにわかに充実。岡本(巨人)、村上(ヤクルト)がセ・リーグ打撃3部門でトップを争う。もともと守備の評価も高かった岡本に加え、村上も進歩を見せており、一塁での出場もあり得る。さらにダークホースとして、いまだ12球団唯一の打率4割超の堂林(広島)も、首脳陣の間で急速に評価を高めている。今季最後まで活躍を続ければ、来夏の大会に滑り込みもあり得る。

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