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【江尻良文の快説・怪説】パ・リーグ三つ巴で…ソフトバンク怖い“ダブル返り討ち”

 ソフトバンク、西武、楽天の三つ巴戦の様相のパ・リーグ。3年ぶりのV奪回がノルマのソフトバンクにとって、ダブルリベンジのチャンス。同時にダブル返り討ちの危険性の背中合わせだ。

 西武黄金期のチームメートでもある辻監督率いる古巣に、2年連続ペナントレースを奪われている屈辱のソフトバンク・工藤監督。28日から始まったペイペイドームでの6連戦は、まだ序盤戦とはいえ重要だ。

 そして、同時にダークホースとして大健闘している楽天との直接対決も軽視できない。現状の三つ巴戦を制するかどうかで、天国と地獄の背中合わせだからだ。

 孫オーナー、王球団会長のツートップから出ている至上命令。「2年連続の2位からの日本一でなく、今季こそリーグ優勝して日本一を達成。V9巨人以来の4年連続日本一を!」

 そのためには、何が何でも西武のリーグ3連覇阻止。楽天の7年ぶりのペナントレース制覇も許すわけにはいかない。

 星野監督、無敵のエース田中(現ヤンキース)のゴールデンコンビを擁した、同じIT企業の楽天にやられ、孫オーナーは激怒したことがある。

 「球団のことはすべて王さんに任せています」と公言し、有言実行してきたが、一度だけ怒りの注文を出したのだ。「もっとお金を出して補強をしないと勝てないと孫オーナーから怒られた。後にも先にもあの時の1回だけだね」と王球団会長は振り返る。

 三つ巴戦を制すれば、同時にダブルリベンジができる最高の機会だ。もちろん、背中合わせで最悪のケースであるダブル返り討ちの恐れもある。そうなれば、工藤監督の解任だけでは済まないだろう。再び孫オーナーから王球団会長に対し、チーム大改造指令が飛び出す可能性がある。 (江尻良文)

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