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【江尻良文の快説・怪説】大谷「二刀流断念」迫られる年か 曲打ち3ラン、投打に格差… 王会長は「打者一本」推奨派 (1/2ページ)

 エンゼルスの大谷翔平(26)が29日(日本時間30日)のマリナーズ戦で放った1号逆転3ランは芸術的だった。膝元の低いカーブをすくい上げるゴルフスイングで、右中間スタンドへ大きな放物線を描き出した。今季、二刀流を復活させ、打者としては本来の力を出しつつあるが、心配されるのは投手としての姿。制球、球威とも合格点にはほど遠く、投打の格差が目立ち始めている。今季は打者か投手かの二者択一を迫られる決断の年になる可能性もある。 (江尻良文)

 昨年9月11日のインディアンス以来、322日ぶりとなる大谷の1号本塁打。0-1の4回無死一、二塁で、初対決の右腕ダンに追い込まれたが、見逃せばボールの内角低めのカーブを叩いた。打点は、地面からの高さはわずか1・2フィート(約37センチ)だった。

 開幕からしめりがちだったバットだったが、ケタ外れのパワー。大谷は「上がった瞬間、行くなと思った」と確信したという。

 マドン監督も「バランスが良くなってきた。うまく手が使えている」と分析。MLB公式サイトは「少なくとも打者・大谷に関しては、開幕からのスランプを脱しつつある」と評価し、期待を寄せた。

 対照的に首脳陣、ファンをがっかりさせたのが投球だ。26日(同27日)のアスレチックス戦(オークランド)。2018年10月の右ひじ手術から初、693日ぶりのマウンドに立ったが、屈辱の投手復帰だった。

 1死も取れずに5失点降板で、最速152キロ止まりではエンゼルス首脳陣だけでなく、誰もが失望しただろう。復帰初登板とはいえ、「二刀流」続行の可否問題が再燃してもおかしくない。

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