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コロナ禍の「寄り」に「TSUNA」“休場” 編集長「魅力伝えたい」と復刊へ手探り (1/2ページ)

 相撲を気楽に楽しんでもらおうと2012年に創刊した相撲情報誌「TSUNA」が、新型コロナウイルスの影響で休刊に追い込まれた。「相撲の魅力を伝えたいという気持ちは変わらない」と編集長。4カ月ぶりに本場所が行われる中、動画投稿サイト「ユーチューブ」での発信を再開し、復刊への道を探っている。

 編集長は、三重県出身で元バンドマンの竹内一馬さん(39)。上京して路上で弾き語りをしていた時、駆け出しだった井筒親方(37)=元関脇豊ノ島=がCDを購入し、付き合いが始まった。音楽活動をやめて帰郷しようか悩んでいた10年、豊ノ島が優勝決定戦に進出した。その姿に「諦めなければ夢はかなう」と心を打たれ、相撲にハマった。

 相撲をもっと知りたくて雑誌を読むうちに、初心者にも分かりやすいものを自分で作ろうと思い立った。コンセプトは「ゼロから始める相撲オタクになるマガジン」。創刊したのは野球賭博や八百長の問題で相撲人気がどん底だった頃だ。日本相撲協会が主催する相撲大会に自ら出場し、力士を招いたイベントを開くなどし、18年までフリーペーパーとして発行した。

 相撲人気も右肩上がりとなり、手応えを感じていたものの「活字離れ」で資金難が続いた。昨年以降、クラウドファンディングを活用しながら、有料版を2号出し、インターネットや両国国技館内の売店で販売。そんな中、コロナ禍に襲われた。3月の春場所は無観客開催、5月の夏場所は中止となり「無期限休刊」を決めた。

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