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照ノ富士、奇跡の復活V “鳥取の夜”からズレた歯車戻った伊勢ケ浜部屋 大相撲七月場所 (1/2ページ)

 元大関で一時は序二段まで番付を落とした東前頭17枚目の照ノ富士(28)=伊勢ケ浜=が、再入幕で奇跡の復活優勝を果たした。

 負ければ巴戦の可能性がある一番で、関脇御嶽海を寄り切りで破り13勝2敗。関脇だった2015年夏場所以来2度目のVを、「続けてきてよかった。いろんなことがあったけど、笑える日が来ると信じていた。一生懸命やったらいいことあると思った」と喜んだ。

 「いろんなこと」の中には、あの“鳥取の夜”のこともあったのだろう。17年10月の「貴ノ岩傷害事件」に、当時大関から関脇に陥落していた照ノ富士も同席。膝が悪いのに正座させられ、兄弟子の元横綱日馬富士の“愛のムチ”を受けて、「ごっちゃんです」と頭を下げたと報じられた。

 事件が原因で伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は理事を辞任。日馬富士は引退に追い込まれた。照ノ富士も両膝のケガや糖尿病などで休場も相次ぎ、昨年春場所には序二段まで番付を下げた。

 何度も引退を申し入れたが、「とりあえず治してから話をしよう」と慰留してきた伊勢ケ浜親方は2月に理事復帰。この日は審判部長として優勝旗を渡し、「よく頑張ったといってあげたい。優勝は考えていない。ここまで来られると思っていないし、場所前はケガなく終わってくれればいいと思っていた」と労った。

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