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巨人・原監督、藤浪相手に「右打者4人」のガチンコ勝負! 戸郷は“聖地”凱旋勝利

 お得意様の阪神に勝ち越しを決め、巨人・原辰徳監督(62)は余裕のリップサービス。試合後に相手先発の藤浪の投球について感想を求められ、「なんか安定感がありましたね。非常に手強い投手が戻ってきたなという感じはしますね」と持ち上げた。

 だが軍配は、自軍先発の戸郷翔征投手(20)に上がった。高卒2年目右腕にとっては、聖心ウルスラ高(宮崎)2年の夏以来となる甲子園のマウンドだ。ドラフトでは6位評価だったが、プロで大きな飛躍を遂げて聖地に帰還。8回途中まで10奪三振、1失点の快投を見せた。画に描いたようなサクセスストーリーを聞かされ、指揮官は「あいつ、甲子園出てるの? それは失礼しました」とうなった。

 さながらウサギとカメの寓話。大阪桐蔭高で春夏連覇を遂げ、ドラフト1位で入団8年目の藤浪は、制球難による長い雌伏を経て、まだ復活の途上にある。右打者の頭部付近を襲う抜け球は敵陣を恐怖に陥れ、前回登板ではヤクルトがスタメン野手8人中、7人を左打者で固めたほどだ。

 巨人も首位独走の余裕を考えれば、大事を取って右打ちの主力打者を先発から外すこともできたはずだ。だが「胸と胸をつき合わせた勝負」を信条とする原監督は、右打ちの野手4人をスタメンで起用。「本当に数少ないチャンスのなかで、勇人がつないで4番が決めた」と振り返ったとおり、試合を決めた6回の3得点の立役者は右打ちの坂本、岡本だった。

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