記事詳細

10日から甲子園交流試合! “大会ナンバーワン右腕”明石商・中森、異色の“二刀流”星稜・内山ら注目選手を紹介

 新型コロナウイルスの感染拡大により中止となった今春の選抜に出場する予定だった32校が招待されて各校1試合を行う「2020年甲子園高校野球交流試合」。異例ずくめの夏だが、10日から始まる聖地での戦いが今秋のドラフト会議を占う上で重要な意味を持つ。球界の未来を背負って立つ選手は誰だ。

 ◆マー君ほうふつ!明石商・中森投手

 明石商のエース、中森俊介投手(3年)にとって、聖地のマウンドは1年夏から親しんできた。1回戦で敗れた2年前の夏から、チームは右腕の成長とともに力を伸ばし、昨年は春夏連続で4強入り。今春の選抜でも優勝候補の一角に挙げられていた。

 182センチ、88キロのがっちり体形は田中将大投手(ヤンキース)を思わせる。セ・リーグ球団スカウトは「最速151キロの直球も質が高いが、何より制球力が素晴らしい。頭脳的な投球ができるところも田中に似ている」と日本のエースを引き合いに出してたたえる。大会ナンバーワン右腕といえそうだ。

 ◆急成長した豪腕!中京大中京・高橋投手

 中森と双璧とみられるのが中京大中京・高橋宏斗投手(3年)。6月の練習試合では自己最速の153キロをマーク。昨秋時点では好不調の波が激しかったが、ひと冬越えて大きく成長した。コロナによる自粛期間明けの6月には大学進学を基本線に考えていることを明かした。慶大進学が有力視されており、前出スカウトも「今年ドラフトにかかっても(1位の)12人に入るが、仕方がない…」とあきらめムードだ。

 ◆星稜・内山捕手、異色の二刀流

 異色の“二刀流”でスカウトから熱視線を浴びるのが星稜・内山壮真捕手(3年)。1年時の18年夏の甲子園から正遊撃手として中軸に座り、同年秋から4番。昨秋から中学まで務めた捕手にポジションを移しつつ、遊撃の練習も継続していた。パ・リーグのベテランスカウトは「今年は日大藤沢の牧原を筆頭に、磐田東の二俣、成田・古谷と高校生の捕手に好素材が多い。内山もその1人。上背はないが体の強さを感じるし、ハートが強く頭がいい」と高く評価。野手では1年時から甲子園で活躍している明石商・来田涼斗外野手(3年)が飛び抜けた高評価を受けるが、内山のユーティリティー性も好感されそうだ。

 たった1試合の聖地の夏で名前を挙げる球児は現れるだろうか。(片岡将)

関連ニュース