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【清水満 SPORTS BAR】日系米国人コリン・モリカワの「タフな精神力」に圧倒! 米男子ゴルフ「全米プロ選手権」 (1/2ページ)

 米男子ゴルフ「全米プロ選手権」を堪能した。優勝は日系米国人、プロ転向2年目のコリン・モリカワ、23歳。ニュー・ヒーローの誕生である。

 印象的なシーンがあった。一時、首位に7人が並ぶ大混戦で迎えた14番(パー4)、ピンまで残り149ヤードをグリーン右手前に外すミス…。ミスがミスを呼ぶはゴルフ界での“あるある話”であるが、モリカワはそのミスを引きずらなかった。

 ピンまで18ヤードの第3打を、直接カップインのチップインバーディー。抜け出した。ピンチに動じない“タフな精神力”に驚かされた。

 さらに16番、最終日はピンまで294ヤードと1オン可能なパー4。今季ドライビングディスタンスが107位の295・9ヤードという、“ちょうどいい飛距離”で2メートルにつけてのイーグル。メジャー初戴冠である。

 近年、米ツアーはデシャンボー、フィナウら340ヤード前後の飛ばし屋らに注目が集まるが、周囲から「マシン」と称される美しいスイングが強さの秘密であろう。生中継で解説していた内藤雄士・ツアープロコーチが絶賛していた。

 「好きなスイング。どこにも力みがない。メカニカルだが、メンタルも強く、修正能力もある。コースと対話するマネジメント力もすごい」

 カリフォルニア大バークレー校卒でアマチュア世界ランキング1位(2018年)に輝いた。プロ転向6戦目で初優勝、デビュー22試合連続予選通過はタイガー・ウッズの25戦連続に次ぐ記録。タイガーの系譜を受け継ぐ後継者ともいえる。

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