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帯広農“歴史的金星”の舞台裏! 21世紀枠が強豪・健大高崎を撃破 長身エース対策に土木工学科がアシスト (2/2ページ)

 聖地でのプレーは高校球児の夢とはいえ、農業高校の生徒たちはもっと先を見据えて学校生活を送っている。卒業後は就職や家業の農家を継ぐ生徒が大半。1試合だけの交流試合よりも、9月の公務員試験を優先した方がいいのではないかという意見もあったという。

 前田監督は「遠くから農業を学ぶために来ている生徒は下宿している。野球に集中して、終わったら1カ月、今度はそっちで頑張ろうと、みんなで話し合いました。明日から切り替えると思います」と話す。次の大一番が控えているのだ。

 硬式野球を続ける生徒も「いないと思います」と大久保部長。「帯広は軟式の朝野球が盛ん。六花亭とか全国的に強いところはあるので、そういうところで続ける生徒はいると思います」。これが引退試合。甲子園で飾った歴史的勝利という勲章を胸に、農業の道へ進む。(塚沢健太郎)

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