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【神谷光男 スポーツ随想】池江璃花子の実戦復帰に「期待よりも不安」 マネジメント会社の思惑働いたとの声も (1/2ページ)

 白血病からの復帰を目指す競泳の池江璃花子(20)が、早くも実戦復帰すると聞いて「よかった」と思う半面、「そんなに急いで大丈夫なのか」と心配にもなった。

 復帰レースは29日の「東京都特別大会」(東京辰巳国際水泳場)の50メートル自由形。池江が当面の目標にしている10月の日本学生選手権の個人種目に出るためには、基準タイムをクリアする必要がある。

 コロナ禍でレースがなくなった選手たちのための「救済大会」で、全盛時の池江では全く考えられなかったルートだ。

 池江の復帰ともなれば大きな話題になることは間違いないが、昨年2月に白血病を公表し、抗がん剤治療や造血幹細胞移植など厳しい闘病生活を送った病み上がりであることを思えば、期待より不安が大きい。

 5月に放送されたNHKスペシャルでは、闘病で体重が57キロから10キロも減り、1日20錠の薬を服用。3月17日に406日ぶりにプールで泳ぐ姿が映った。筋肉はすっかり落ち、別人のような姿にショックを受けたファンも多かったろう。

 それから、まだ5カ月。体力や免疫力もまだ元通りというわけにはいかないはずだ。

 「本当に本人の意志で出場するのかどうか。池江は大学生だけど、マネジメント会社と契約しているプロでもあり、周囲の思惑の方が強く働いたのでは…」との水泳関係者の声も聞いた。

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