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東京五輪「酷暑対策」まだ途上 熱中症予防拡充テントと冷風機の併設も 「マスク着用」は未検証 (2/2ページ)

 ほかにも組織委は会場周辺の暑さ情報を発信するモバイルアプリを準備。折りたたみ傘の持ち込みも容認するとともに、入場待ちエリアには視覚的に清涼感をもたらす朝顔のフラワーレーンを設ける準備を進めていた。

 高温多湿な夏の東京。環境省は、気温や湿度、日差しの強さなどから算出した暑さ指数が「31度以上」の日を「運動は原則中止」と定める。これに該当する日が昨年は、五輪と同時期の17日間に13日もあった。今年は平年より梅雨明けが遅く、6日にとどまった。組織委は一部会場で暑さ指数を実際に測定、来夏の対策に役立てる。

 大会では新型コロナの感染防止対策として、マスク着用が想定される。熱中症に詳しい兵庫医科大の服部益治・特別招聘教授は「口元を覆うマスクは、体の熱を外へ逃げにくくさせ、熱中症のリスクを高める。これまでの計画以上に多数の人が利用できるテントを設置し、冷風機を組み合わせるなどして効果的な対策を講じるべきだ」としている。

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