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池江璃花子「東京五輪」狙える! 驚異の復活劇に“24年パリまで待てない” 4月の選考会は一発勝負 (1/2ページ)

 涙の復活劇は奇跡の始まりなのか。白血病からの再起を目指す競泳の池江璃花子(20)=ルネサンス=が先月29日、約1年7カ月ぶりとなる公式レース「東京都特別水泳大会」(東京辰巳国際水泳場)50メートル自由形に出場。目標としていた日本学生選手権(10月2-4日)の標準記録26秒86をいとも簡単に突破する26秒32をマークした。本人は「2024年パリ五輪に向けた第一歩」と語ったが、昨年2月の発症から驚異的な回復を遂げたことに水泳界からは驚嘆の声が続出。開幕まで1年を切った東京五輪への出場論が、にわかにヒートアップしている。 (編集委員・久保武司)

 自らが日本記録を持つ得意種目に5組目で登場し同組1着、全体5位。「普通に速い。さすがだなと思う。水泳界が活気づきます」と賛辞を送ったのは女子のエース、大橋悠依(24)=イトマン東進=だ。

 池江と同学年で親友の今井月(いまい・るな)=東洋大=も「本当にいい泳ぎだった。声に出して応援したかった。璃花子がすごく頑張っているから刺激になる」と熱く語った。

 それほどまでに衝撃的な内容だった。白血病発症後、ベスト体重から10キロ減。その影響は本人も織り込み済みで、筋力がカギになるスタートのリアクションタイム(反応速度)は10人中10番目ながら、浮き上がるとすざましい加速で圧倒した。50メートルのストロークは出場選手最少の38回、息継ぎも1度、センスと技術で勝てる泳ぎは健在。「1番だと思ってなかった。感動した」と本人も笑顔で手応えを語った。

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