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【江尻良文の快説・怪説】ソフトバンク・内川、2軍暮らしの怪 同じ「82年世代」内海は2日に移籍後初白星

 西武・内海哲也投手(38)が移籍後初、743日ぶりの白星で久々にクローズアップされた。明暗分かれる形で同じ1982年生まれ世代、ソフトバンク・内川聖一内野手(38)の2軍暮らしの怪が浮き彫りにされている。

 プロ20年目の今季、ここまで一度も1軍でプレーしていない内川。コンディションに問題があるわけではなく、2軍戦には出場している。打撃不振のバレンティン、左膝違和感で登録抹消されているデスパイネも同じくファームで調整中だが、この2人は理由がハッキリしている。内川の方は不明だけに、他球団が「使うつもりがないのなら、ウチでほしい」と食指を動かすのも当然だ。

 内海の久しぶりの白星だけでなく、巨人の亀井や中島ら「82年世代」はまだまだ元気にプレーしている。内川も昨季は137試合に出場して打率・256、12本塁打、41打点。一塁の守備でも、NPB史上最も遅い記録となるプロ入り19年目でゴールデングラブ賞を初受賞し、注目を集めた。

 通算2171安打。2008年には横浜(現DeNA)で右打者史上最高打率・378を記録して首位打者に輝いた。ソフトバンク移籍初年度の11年にも、セ・パ両リーグで首位打者を獲得。短期決戦で無類の勝負強さを発揮し、ホークスの黄金時代を築き上げた大功労者だ。

 ただ、内川不在の1軍は首位を快走し、3日のオリックス戦(京セラ)も逆転勝ち。勝っているときにチームをいじらないのは、勝負事の鉄則とも言われる。このまま2軍に塩漬けが続けば、他球団からのラブコールは日増しに強まるだろう。内川がどういう決断を下すのか、注目される。 (江尻良文)

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