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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】川崎FWレアンドロ・ダミアン PKを「確実に決める」ルーティン

 サッカーの試合結果を大きく左右するPKがあります。明治安田生命J1リーグ第15節でもありました。9日の川崎-神戸戦で1点を追う川崎が後半38分、FWレアンドロ・ダミアン(31)がPKを決めて同点。これで流れが一気にかわりました。その2分後にもゴールが生まれ、川崎が3-2で逆転勝ちです。

 PKをしっかり決めきる。これはプロサッカー選手にとって、とても大切なことです。プロなら100%、確実に決める方法を身に付けることは不可欠。ポイントはPKを蹴る際に自分のルーティンを最後まで貫けるか、これに尽きますね。

 レアンドロ・ダミアンもしっかり貫いていました。彼のルーティンは、最後までGKの動きを見極めること。写真でもはっきりとわかりますから、見てくださいね。

 私のルーティンは違いました。PKを蹴る前に「よし、今日はここに必ず決める!」と蹴る場所を決めたら、そのことだけしか考えなかった。GKとは一度も目も合わせず、動きも頭に入れない。ひたすら最初に決めた通りに蹴りました。

 相手GKとの駆け引きも重要なポイントになります。PKの対応にはGKの個性が必ず出ます。何度も対戦したことがあるGKなら、その癖もわかるはずですから。ポジションに入ったら微動だにしない選手もいれば、手や足まで動かしてこちらの集中をそぎにくる選手もいます。中には蹴る選手に向かって、わざと話しかけてくるパターンもあるんですよ。だから私はPKのときは一切、GKと関わることはしなかった。現役時代の決定率? よかったです。

 PKを決めるルーティンを身に付けましょう。そうすれば大丈夫。緊迫した場面でPKを蹴ることが、必ず楽しみになりますから。 (元J1横浜監督・水沼貴史)

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