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ドラフト本命!近大・佐藤輝明に異例の“指名宣言” 巨人・原監督が渇望する「左の強打者」 (2/3ページ)

 今季巨人はここまで、10勝負けなしのエース菅野と7勝(3敗)で新人王レースのトップを行く2年目戸郷が先発陣を引っ張るが、3番手以降は「柱」と呼べるほどの安定感はない。他球団のスカウトも「巨人は今年のドラフト1位は大学生の投手に行くんじゃないか」という見立てが多かった。それでもなお、佐藤を求めるのはなぜか。

 セ・リーグのライバル5球団の指揮官を采配力で圧倒する原監督は、理想とする「ベンチ主導の野球」の実現に重要な役割を果たすピースとして、「左打者を本当に重視している」とチーム関係者は証言する。

 球団最多勝利を更新中の名将は、送りバントよりもヒットエンドランやランエンドヒットなど、足を絡めてアウトを簡単に相手に渡さない作戦を好む。「だから左で打てばいいというわけじゃない。逆方向にゴロを転がして内野安打を稼ぐようなタイプはダメ。しっかり引っ張って、一、二塁間を抜く強い打球を打てるバッターを常に求めている」と前出関係者。

 これまでの在任14年の間には、俊足巧打の左打者が定位置をつかみかけたこともあったが、「相手投手に『ホームランはない』と思われるような非力な打者は、どれだけ守備がうまくて打率が稼げても、原監督からレギュラーとして認められることはない」と断言する。

 2018年オフに広島からFAの丸佳浩外野手(31)を全力で口説き落としたのも、市場の目玉だったという点のみならず、20本塁打以上を打てる長打力とバットコントロールを兼ね備えており、原監督の目指す野球に完全に合致する存在だったから。守備面の経験不足に目をつぶって今季、開幕から大城を主戦捕手として起用してきたのも、打者としての適性の高さゆえだ。

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