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ドラフト本命!近大・佐藤輝明に異例の“指名宣言” 巨人・原監督が渇望する「左の強打者」 (3/3ページ)

 先日のロッテとのトレードでも、沢村の交換相手として求めたのは今季1軍出場なし、通算でも出場47試合、打率1割台の香月一也内野手(24)だった。球団関係者は「香月が強い打球を打てる左のスラッガータイプということが大きかった」と説明。推定年俸で20倍超という格差も気にせず、チーム戦略にフィットする24歳の伸びしろを買った格好だ。

 リーグ戦の本塁打数が示す通り、佐藤のパワーは折り紙付き。あるベテランスカウトは「逆方向に大きな打球が打てるのは見ての通り。感心させられるのは、相手投手の一番速い球に反応して、引っ張ったファウルが打てること。まだ粗削りだけど、あの打球は相手にプレッシャーが掛けられるよ」と高く評価する。

 佐藤には外野の世代交代に切実な事情を抱える阪神、DeNA、ソフトバンクも熱視線を注ぐ。巨人が異例の早さで敢行した事実上の指名宣言は、他球団への牽制の意味合いも多分に含まれている。近大で花開いた大型スラッガーが2021年、原監督が思い描く理想の打線を完成へと導くのか。

 ■佐藤輝明(さとう・てるあき) 1999年3月13日生まれ、兵庫県出身、21歳。右投左打。甲東小1年時に野球を始め、6年生時には阪神タイガースジュニアに選出。甲陵中まで軟式野球でプレー。仁川学院高では捕手。近大進学後は打力を生かすため外野手に転向、2年時から三塁と併用。目標とする選手はブライス・ハーパー(フィリーズ)。

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