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【神谷光男 スポーツ随想】無責任過ぎるIOC副会長の「あろうがなかろうが開催」発言 医療崩壊が起きたらどう責任とるのか (2/2ページ)

 金もうけがすべてと陰口をいわれるIOC。人の命より、やっぱり金なのか。バッハ会長あたりがあわてて「いいすぎ」とたしなめるのかと思いきや、「(コーツ発言は)全く問題ない。彼は安全第一の原則を重視すべきだと明言している」と、相変わらず他人事のような口ぶりだ。

 安全な環境での開催実現に向け「今後の数週間で、コロナ対策の異なるシナリオについて重要かつ集中的な協議を行う」とも言っている。だとしたら、コーツ氏の「あろうが、なかろうが」は、重要な協議など何も経ない単なる放言の類いと思われても仕方ない。

 さらにIOCは、コーツ発言に関連してこんな公式見解を発表している。「世界保健機関(WHO)のリスク管理と緩和措置に従う。全ての関係者が安全な環境で五輪が開催されるよう、この原則を守る」。結局のところ、WHOに従うという。何も決められないならもう雑音は入れるな、と言いたい。 (作家・神谷光男)

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