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「M38」点灯!巨人史上最強チームで原監督、恩師・藤田氏超えへ シーズン最高勝率で8年ぶり日本一狙う (3/3ページ)

 11日に川上哲治監督の1066勝を抜き、巨人の歴代最多勝指揮官となった原監督。シーズン勝率の勝負では、川上巨人はV9期間中の1966年に89勝41敗4分で・685をたたき出したこともある。ただし当時、ONをはじめ優秀な選手をかき集められたのは、まだドラフト制度がない時代の賜物ともいえる。

 同じ土俵で語るなら、90年の藤田巨人が最強のライバルだろう。20勝エースの斎藤を筆頭に、先発5本柱がそろって2ケタ勝利。88勝42敗で勝率・677をマークした。当時の4番は原監督で、チーム最多本塁打は駒田の22本と大砲は不在。須藤氏は「江川、中畑が引退して、私が2軍監督時代に鍛えた同世代の若手が一気に出てきた。気持ちの強い選手が多く、大洋の監督になってコテンパンにやられた」と苦笑交じりに振り返る。

 FAと逆指名で再び戦力をかき集められるようになった時代は過ぎ、今季の巨人に逆指名入団の選手はゼロ。原監督にとって勝率を高めることは、単に過去の名将たちに挑戦すること以上の重大な意味を持つ。

 原巨人の過去8度の優勝のうち、勝率の上位の3シーズンはいずれも日本一=表参照。4番手の・613だった13年も楽天との日本シリーズは3勝4敗と惜敗だった。今季もこのまま6割以上の勝率を維持できれば、8年ぶりの頂点が見えてくる。

 須藤氏は「百戦錬磨のソフトバンクの選手たちのしたたかさにはまだ及ばない。若手が多いロッテの勢いも侮れない。巨人も若い選手を成長させるには、試合に出すのが一番。大城のリードの向上、手薄な先発投手陣の整備など、日本シリーズまでに実戦でやれることは多い」とハッパ。長い消化試合をいかに糧にできるかだ。

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