記事詳細

【田所龍一 虎番疾風録 Vol.62】「岡田一塁」ブレイザー監督の構想に「?」 (1/2ページ)

 阪神の新外国人選手が誰になるかよりも、ルーキー岡田彰布の守備位置がどこになるのか-の方が気になった。

 「彼は非常に素質のある選手だ。すべてのポジションで試してみたい」というのがブレイザー監督の方針。まさか「投手」や「捕手」はないだろう。ところが、当時、サンケイスポーツの専属評論家を務めていた岡本伊三美は「ないとは言い切れん。彼の頭の中には、新人選手は“どこでも一応テストしてみる”という考え方がある」と指摘した。

 実はブレイザーが南海のコーチを務めていたとき、昭和46(1971)年のドラフト3位で鹿児島実から入団したルーキーの定岡智秋(ちあき)遊撃手を『肩が強いからキャッチャーで育てるとおもしろい』と真剣に進言したという。

 「われわれにすれば“そんなアホな”と思うことが、彼には、一番いいところを探してやっている-になるんだよ」

 当時、選手兼監督を務めていた野村克也が却下し「定岡捕手」案は消えたが、今回はブレイザーが監督。現場トップが「捕手にする」と言えば…。

 もう一人の専属評論家、牧野茂(巨人V9時代のヘッドコーチ)は「私が岡田起用を任せられたら、二塁で使いたい」と断言した。

 「岡田はサイドからスローイングができる。基本からやり直せば、二塁手としては最適である。将来の幹部候補生として、まず、内野で一番ヘッドワークを使う二塁で育てたい」

関連ニュース