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サッカー協会“30億円減収”を救う「10番・久保」襲名 代表サプライヤーのアディダスも後押し (1/2ページ)

 サッカー日本代表の今年初めての試合が決まった。オランダに遠征し10月9日にカメルーン戦、13日にコートジボワール戦を行う。新型コロナウイルス禍による10カ月近い代表戦の空白期間により、日本サッカー協会は毎年30億円近くに上る関連収入が得られぬ非常事態。コロナ不況の打破に向け代表ユニホームを売る起爆剤として、今回の遠征で招集確実のMF久保建英(19)=スペイン1部ビリャレアル=が、背番号「10」を襲名披露するプランが急浮上している。 (編集委員・久保武司)

 日本代表がようやく始動する。コロナ禍でW杯予選など公式戦は軒並み延期。9月の国際Aマッチデーも消滅した。4カ月以上の中断期間があったJリーグも空前の過密日程のため、国内組選手の招集は厳しい状況。年内ゼロ試合も視野に入るなか、欧州圏内の移動であれば隔離措置が不要であることに目をつけ、欧州組だけを集めてオランダで代表戦を行う妙案が生まれた。代表強化を担当する反町技術委員長は「始めは到底できないと思った。スタッフの努力があって実現した」ホッとした表情で話した。

 代表の活動がないということは収益もない。毎年30億円もの関連収入のうち、ユニホームの売り上げは大きな柱だ。2002年のW杯日韓大会で80万枚近いメガヒット。以降もW杯イヤーには50万枚は売れる日本協会のドル箱商品だが、代表戦がなければ購買意欲は刺激されない。昨年11月に発表された12作目のユニホームは当初、売り上げも上々だったがコロナ禍で急降下。ようやく決まった今年の初戦には、大きなインパクトが求められている。

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