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【江尻良文の快説・怪説】プロ野球は「収容人員の半分」に緩和、ファンの“審判”はいかに 巨人独走のセは苦しいか

 19日から観衆「限度5000人」から「収容人員の半分」に緩和するプロ野球界。「神様」と言われるファンは、どんな審判を下すのか。

 1強巨人大独走のセ・リーグ。DeNA対巨人戦(横浜)、中日対阪神(ナゴヤドーム)、ヤクルト対広島(神宮)の3試合が行われる。

 対照的にソフトバンクとロッテの激烈なマッチレースを展開しているパ・リーグ。2強の一角ソフトバンクが本拠地ペイペイドームで楽天戦。

 一方、ロッテの方はビジターで日本ハム戦(札幌)。もう1試合は、オリックス対西武が京セラドームで行われる。

 カード別、開催球場を考えるとセ・リーグの方が苦しいだろう。神宮球場で最下位争いを演じる、ヤクルト対広島戦。同じくナゴヤドームでも共にファンの期待を裏切っている中日対阪神戦。

 集客が期待される大独走で早々とマジックナンバーを点灯している1強・巨人も、本拠地・東京ドームでの試合ではない。ビジターとしての横浜でのDeNA戦だ。

 「今季のDeNAは面白い。若手投手が育ってきているし、セ・リーグのダークホースだ」。こう太鼓判を押した評論家諸氏も少なくなかったこともあり、ファンの期待は膨らんでいた。

 ところが、現実は厳しく、ラミレス監督の今季限りの解任が最大の話題になっているほど。となると、観客動員はマジック減らしを楽しむ巨人ファンに期待するしかないだろう。

 今季のプロ野球界は、コロナウイルス感染拡大防止のために、無観客から始まり、「観衆は限度5000人まで」の苦しいやりくり。12日の12球団実行会でようやく「19日から収容人員の半分までに緩和」を決定。

 斉藤コミッショナーはこうアピールしている。「残り半分を切ったペナントレースを1人でも多くのファンの皆さまに楽しんでいただきたい」と。が、そのスタートのセ・パ6試合を見る限り前途は多難というしかないだろう。 (江尻良文)

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