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巨人「京セラで日本シリーズ」舞台裏 コロナ禍で紆余曲折…ナゴヤ、ハマスタ候補もまさかの関西

 日本野球機構(NPB)は5日、セ・リーグ首位の巨人が優勝した場合、日本シリーズ期間中に本拠地の東京ドームが使用できないため、代替球場として京セラドーム大阪で行うことを承認した。東京の伝統球団の決戦の舞台が、まさかの関西に決定するまでの紆余曲折とは-。

 コロナ禍で公式戦開幕が遅れた影響で、日本シリーズの日程も当初予定の11月7日から、同21日に後ろ倒しとなった。ここで問題となったのが、都市対抗野球とのバッティング。例年の同大会は夏場に東京ドームで行われてきたが、東京五輪の影響を考慮して昨年時点で11月22日からの開催が決まっていた。

 先約を蹴散らすわけにもいかず、巨人は代替球場探しに取り掛かったが、同じ東京都内の神宮球場も明治神宮大会が11月20-25日開催でNG。地理的に近い横浜スタジアムも一時は候補に挙がったが、シリーズを参稼報酬期間の11月中に確実に消化するため、天候に左右されないドーム球場での開催が優先された。

 ただ、11月中は各地のドーム球場とも人気グループ「AAA」の公演で抑えられていたため、調整に難航。しかし先月に入り、コロナ禍を鑑みて公演が来年以降に延期となったことで、事態は一気に進展した。

 東京から遠征する利便性でまず中日の本拠地、ナゴヤドームが候補に浮上したが、「親会社の新聞社が不倶戴天の敵同士で、貸してもらえるわけがない」(球界関係者)ため早々に撤退。次善策として、近年は巨人がレギュラーシーズンも主催試合を行っている、京セラドームに落ち着いた。

 本拠地球場以外での日本シリーズは、1980年に近鉄が広島との第3-5戦を大阪球場で開催して以来、40年ぶりとなる。

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