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【清水満 SPORTS BAR】畑岡奈紗との差が出た… 渋野日向子“大きな池”への再挑戦に期待 (1/2ページ)

 以前、男子ゴルフの石川遼の父、勝美さんがこんな話をしてくれた。

 「昔、錦鯉を飼ったことがあるんだ。大きく成長するのを楽しみにしてたんだ…」。庭に池を作った。養鯉業者がやってきた。そして衝撃のひと言を聞いた。

 「お父さん、錦鯉は大きくなりません。この池は小さい…」。業者は続けた。「錦鯉は環境に合わせて成長する特徴をもっている。同じ種類でも大きな池なら、大きく育ちますよ」。勝美さんはナルホドと納得し、そして教訓を得た。

 「ゴルフでもそうだよね。“小さな日本”にいてもソレなりの成長しか望めない。大きなものを目指すなら“大きな世界”に行かないと。そういうことなんだよね」

 米女子ツアー、前週の「KPMG全米女子プロ選手権」では“大きな池”と“小さな池”の差が出た気がした。

 米参戦4年目を迎えた畑岡奈紗は、最終日ボギーなし64、通算7アンダーで3位タイ。「難しいセッティングの中、いま自分にできるベストのことはやれた」と。一方、スポット参戦の渋野日向子は通算10オーバーの58位タイ。「こっちで戦うならメジャーチャンピオン(昨年の全英覇者)という言葉は捨てていい」と鼻をへし折られた。

 もっとも、畑岡も米1年目の2017年は広大な土地での移動、毎週違うコース、芝、環境に戸惑って予選落ちの日々。獲得賞金はわずか3万8000ドル(約400万円)…。そんな環境を徐々に身に染み込ませた2年目、ウォルマートNWアーカンソー選手権で優勝するなど約145万ドル(約1億5000万円)を得てランク5位。「現地でしかクリアできないことがある」と言った。

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