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阪神・矢野監督、陽性スタッフと会食も隔離されず指揮 広島に続き集団感染の名古屋でも…福留らとは別の飲食店で (2/2ページ)

 しかし、スタッフAと近距離で食事をしていたはずの矢野監督は、なぜか同席したこと自体も明かされることなく、1日も隔離もされずに現場で指揮を執り続けている。

 本紙の問い合わせに対して14日、球団は会食の事実を認めたうえで「監督を隔離しなかったのは、大前提として厚生労働省や保健所が定める濃厚接触者でないこと。また、会食メンバーのなかで感染者が1人しか出ておらず、しかも無症状。同席者もPCR検査で陰性だったため」とした。

 福留らとの扱いの違いについても改めて、「参加者のうち半数に感染、発症者がおり、PCR検査が偽陰性の可能性もあるため、感染拡大リスクが高いと判断した。選手の場合、プレー中などマスクができない場面も多く、球団として総合的な判断」と説明した。

 夏場の広島遠征中に、球団がコロナ対策で定めた内規を上回る大人数で会食した際に続き、その約2か月後にチーム内で感染爆発が起きた名古屋の夜の会食でも、紙一重でウイルス禍を逃れた矢野監督。球団の独自基準による隔離措置の対象からも外され、12球団監督のコロナ離脱第1号にならずに済んだ。

 当時はまだ武運に恵まれていたといえるが、今週12日の本紙報道をきっかけに広島での大人数の会食が明らかになると、13日には「球団の許可をもらっていたとはいえ、自覚の甘さ、認識の甘さがあった。申し訳ない」と謝罪。球団側の強引な擁護により不問とされたものの、同じ人数オーバーを理由に名古屋での会食に参加した福留らが処分されるのを黙って見ていたことが露見し、いまや求心力はガタ落ちだ。

 チームは14日の中日戦(ナゴヤドーム)も零封負け。2連敗で3位に転落し、4位DeNAにも1ゲーム差に迫られた。逆境の虎将に武運はまだ残っているか。

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