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【元ヤクルトチーフスカウト鳥原公二の“トリ物帖”】今年の目玉は早大・早川隆久投手、課題は内角攻めの勇気 ドラフト1位候補総見 (1/3ページ)

 26日のプロ野球ドラフト会議まで1週間を切り、各球団とも指名選手の絞り込みは大詰めを迎えている。今年はコロナ禍でスカウトが視察する機会が少なかったばかりか、目玉選手も少なく不作の年といわれている。本紙の集中連載「スカウトトリ物帖」が大反響を呼んだ元ヤクルトチーフスカウト、鳥原公二氏(66)がその特別編として注目のドラ1候補をズバリ診断する。(構成・塚沢健太郎)

 何年かに1度はあるものですが、今年は1位クラスが12人そろわない。2位の選手を1位に繰り上げるか、将来性のある高校生の指名に切り替えるしかありません。

 トヨタ自動車・栗林良吏投手、早大・早川隆久投手、近大・佐藤輝明外野手、中京大中京高・高橋宏斗投手、明石商・中森俊介投手、福岡大大濠高・山下舜平大投手の6人が浮かびますが、全員が契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1600万円の満額評価ということはないでしょう。

 野手ナンバーワンの近大・佐藤は体が大きいのにフットワークがよく、三塁も守ることができる。パンチ力があり、ホームランバッターになる可能性があるので、評価が高まっているようです。

 この時期になると、スカウトは他球団の動きが気になるもの。巨人が真っ先に「1位は即戦力の野手」と明言し、佐藤の指名を匂わせましたが、私たちは鵜呑みにはしません。ダミーにしているのではないかと考え、巨人と近大の関係など裏事情を調べるものです。

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