【江尻良文の快説・怪説】前代未聞!? 今オフに監督交代確実なのはDeNAだけ 想定外の「コロナ続投」か (1/2ページ) 江尻良文の快説・怪説
日程ズタズタなどプロ野球界も新型コロナウイルス問題に振り回されている今季。23日までにDeNAのラミレス監督の退任、三浦大輔2軍監督の昇格が確実となったが、その一方で“コロナ続投”という強運に恵まれた監督たちもいる。
セ・リーグが連覇へ巨人の大独走、パ・リーグはソフトバンクとロッテのマッチレース。その末に大本命のソフトバンクが3年ぶりのリーグ制覇へ。そのツケで、今オフは激しい監督交代劇が想定された。
ところがコロナ続投という全く想定外の事態が起こっている。その代表的なのが日本ハム・栗山監督だ。4年連続V逸で本来なら解任のはず。が、来季続投で10年目の長期政権が濃厚だという。
他にも不可解な続投人事がささやかれている。楽天だ。昨季の平石監督は球団初の生え抜きで、1年目にAクラス入りの3位で続投が当然と思われたが常識外れの解任。「ウチはAクラス入りが目的ではない。あくまで優勝が目的だ」と大見えを切った球団首脳。ところが、今季は西武とその3位争いを演じている体たらくだ。それなのに、三木新監督は続投方針だという。全く矛盾した奇怪な話だ。
ファンがある程度納得する続投は西武とオリックスくらいだろう。
リーグ3連覇、悲願の日本一を目指していた西武はAクラス争いだが、就任1年目の2位、昨季までのリーグ連覇そのものが想定外。辻監督の大きな功績だ。それだけにAクラスにとどまれば、来季改めてV奪回、日本一に再挑戦は当然だろう。
シーズン中に成績不振で解任された西村監督の後を受けたオリックス・中嶋監督代行。来季に改めて真価を問うチャンスは必然だ。