記事詳細

【実況・小野塚康之 時代を超える名調子】高校野球に学ぶ 08年夏横浜VS聖光学院、準備と予測の大切さ実感 情けなかった「筒香9打点!新記録達成!」 (1/4ページ)

 チャンピオンリングには手が届かなかったが渡米1年目からワールドシリーズの闘いの輪の中にいた。気後れとかはしゃぎ過ぎなどの姿は一切見られず、チームの中で堂々と存在感を示していた。打撃のスタイルと同じように腰が据わっているのだろう。MLBレイズの筒香嘉智、気は優しくて力持ち、不言実行の男。プロに入ってからはそんなイメージだ。高校時代はあどけなさが残り余裕のある雰囲気を持つスマートなタイプに見えた。

 甲子園には横浜高校2年生で登場、4番一塁手の夏は背番号「3」。スタンスはスクエアで白い手袋のグリップは肩くらいの高さ、力みなく自然体でスッと立っている。14打点が示すように勝負強さが際立った。選球眼と配球の読みが抜群で、特に強く振れる早いカウントからの甘い変化球打ちが印象的。飛ばせるボールをえり分けているかのように見えた。

 <2008年 第90回選手権大会準決勝進出 5試合 ・526 3本塁打 14打点>

 アナウンサーは、実況者が主役で目立つが、常に周りが支えている。その代表が隣でスコアを記入しつつ、データなどを提供し試合の行方を共に考える“サイド”と呼ばれる担当者、責任をシェアする運命共同体だ。

関連ニュース