記事詳細

【松本秀夫 プロ野球実況中継】V逸ロッテ・井口監督、なぜ21歳・安田「4番」にこだわったのか 経験のない若者に任せた首位争いの重責

 パ・リーグのクライマックスシリーズ争いが佳境を迎えています。5日は3位のロッテがソフトバンクに勝ったため、試合のなかった2位西武とのゲーム差が0・5になりました。

 昨年4位のロッテが、2年連続リーグ優勝の西武を向こうにまわして大健闘と言いたいところですが、ちょっと待った! 10月8日には首位ソフトバンクをゲーム差なしまで追い詰めていたことを考えると、この凋落はどうしたものか。

 力及ばずといえばそれまでですが、今日はあえて疑問を呈します。井口資仁監督(45)はなぜ実績のない安田尚憲選手(21)の「4番」にこだわったのか?

 7月21日から86試合連続でロッテの4番に座った安田選手はヤクルトの村上、日ハムの清宮と同年代の高卒3年目。村上選手は昨年30本塁打したじゃないか…と思われるかもしれませんが、昨年のヤクルトは最下位でしたから、順位争いのプレッシャーはまるでありませんでした。

 井口監督は4番打者というポジションを特別なもの、簡単に替えるべきではないと考えているふしがあります。それを否定するわけではありませんが、それにしても10月6-31日まで21試合打点ゼロ、打率・162と低迷した、経験のない若者に首位争いの重責を負う立場を任せた続けたことは、果たして正解だったのか?

 31日から7番、今月4日からは9番に降格した安田選手は、奇しくも5日のソフトバンク戦で逆転打を放ちお立ち台に。「これからもいい場面で打ちます」と語る笑顔には屈託がありませんでした。他に選択肢がなかったなどチーム事情があったとはいえ、楽な打順で結果を出している彼を見ていると、もう少し早く…と思ってしまいます。願わくば、この1カ月間の苦闘をバネに来年以降、安田選手が大飛躍できますように。(フリーアナウンサー・松本秀夫)

関連ニュース