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【江尻良文の快説・怪説】巨人・坂本も晴れて入会の「名球会」 設立の裏にONの仏心、金田正一氏救済の配慮 (1/2ページ)

 8日に通算2000安打を達成した巨人・坂本勇人内野手(31)の入会で、改めて注目を浴びる「日本プロ野球名球会」。その原点は巨人が生んだ不滅のスーパースター、王貞治(現ソフトバンク球団会長)と長嶋茂雄(現巨人終身名誉監督)のONコンビだ。

 1978年7月に発足した名球会。ONコンビの大先輩で、前人未到の通算400勝を記録した金田正一氏を加え、球界の黄金トリオ「ONK」が誕生させた。

 球界OB、関係者は「ONがいなかったら成功しなかった。口八丁手八丁で商売上手な金田さんの新たなビジネスかと、野球界は背を向けただろう。ONコンビが顔をそろえたからこそ、みんなが信用してうまくいった」と口をそろえる。

 だが実際のところ、ONKの中で旗揚げの中心人物は、日本球界改革に燃える男の長嶋氏だ。

 「メジャーリーグと違って、日本のプロ野球界はしがらみがついて回る。各球団にあるOB会はどうしても年功序列になってしまう。球団の枠を外し、12球団を横断する派閥のない新たな組織がほしいんだ。打者が2000安打、投手は200勝。プロ野球に大きく貢献した選手たちが、12球団一体になって球界を改革していく。そんな斬新な組織だ」

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