記事詳細

終戦ロッテ、46年ぶりの歓喜逃す 対コロナで痛恨の判断ミス 「外食した選手1人もいない」の嘘 「変な記事、出すんじゃねえよ!」と怒声も (2/4ページ)

 6日の球団発表前に集団感染の情報をつかんだ本紙は、同日発行の紙面で陽性判定を受けた全選手の具体名とともに、ロッテの緩い感染症対策が以前から他球団に危険視されていたと指摘。9月29日からの日本ハム3連戦に伴う、「札幌遠征中の会食が感染ルートになった可能性が疑われる」と報じた。

 記事の趣旨はあくまで集団感染が起きた背景を探ること。前提として、この時期の外食は法令違反でもなければ、政府が自粛を求める行為でもない。外食した選手らの糾弾につながるような詳述は控えたが、さらに情報収集を進める他メディアの動きは把握していた。

 ロッテ・松本尚樹球団本部長は6日の会見で、札幌遠征中に「誰も外食にすら行っていない?」との質問に「行っていないです」と明言し、「感染経路は全く分からない」と説明。会見後には球団広報が多くの報道陣の面前で、本紙記者に「変な記事、出すんじゃねえよ! ウチは出てないって言ってんだよ!」と怒声を浴びせた。

 「対策は徹底してきた。感染経路は全く分からない。それがコロナの怖さ」「選手が謝る必要はない」-。会見での松本本部長の悲痛な訴えは、優勝を争うチームを襲った不可抗力の悲劇として世間の同情を買い、ツイッターを「♯コロナに負けるな千葉ロッテ」のハッシュタグが席巻。逆転Vへの“神風”となる勢いを見せた。

 「外食した選手は誰一人としていない」というロッテ側の主張により、本紙報道は真っ向から否定されたため、ファンなどから抗議のメールや電話も届いた。だが、記事を出す段階で札幌から情報提供を得ており、その主張がウソであるとの確信があったため、謝罪や訂正には応じなかった。また、ロッテ側からそうした要請もなかった。

関連ニュース