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終戦ロッテ、46年ぶりの歓喜逃す 対コロナで痛恨の判断ミス 「外食した選手1人もいない」の嘘 「変な記事、出すんじゃねえよ!」と怒声も (3/4ページ)

 会見から9日後、15日発売の週刊新潮が感染した岩下ら4選手の札幌市内での外食を詳報。ロッテの説明は一変した。松本本部長は記事内容を認めたうえで、「外食には誰一人として行っていない」と言ったつもりはなく、球団の外食ルールを破った者が1人もいないことを報道陣が誤解して伝えたと弁解。だが「言い方が悪かった」という釈明は無理筋で、前述の通り「行ってないです」と明言している。

 ロッテは“防衛ライン”こそ下げたものの、あくまで「4人以内、部外者禁止というルールには違反していない」という主張は譲らなかったが、選手らは飲食店で居合わせた「部外者」の一般客と一緒に盛り上がっていた。そもそも日本野球機構が定め、12球団に順守を求めた「同一ポジションの同席を避ける」「会食の時間はできるだけ短く」というガイドラインにも抵触。他球団が危険視した通り、感染症対策の緩さを露呈している。

 ガイドラインの目的であるチーム内での感染拡大防止は、選手の大量離脱を避けることで全日程の消化とチームの勝利につながる。運用は各球団の判断に任されており、遠征中に選手をチーム宿舎に缶詰にした方が感染リスクが下がるのは確かだ。一方で、ある程度のリスク込みで外食を認め息抜きさせた方が、プレーに好影響があるという考え方もあるだろう。

 外出を厳しく制限したヤクルトはコロナ感染者は見事ゼロで乗り切ったが、成績は断然の最下位に終わっている。コロナ離脱で多少の戦力ダウンがあっても、優勝できれば目標のひとつに関して、そのチーム戦略は正解だったといえる。

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