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終戦ロッテ、46年ぶりの歓喜逃す 対コロナで痛恨の判断ミス 「外食した選手1人もいない」の嘘 「変な記事、出すんじゃねえよ!」と怒声も (4/4ページ)

 ロッテは勝つために、遠征中の息抜きは必要だと判断した。6日の会見で堂々とそう主張し、外食の事実を公表したうえで、ペナントレースの結果で判断の正しさを証明もできたはずだ。だが、虚偽の説明のせいで外食した選手は心の平静を失い、発覚後の苦しい言い訳はせっかくの追い風を台無しにした。相性がよかったソフトバンクとの直接対決でも7連敗。優勝どころか2位死守が精一杯で、下克上を狙ったCSでも力なく敗れた。

 井口監督は「選手は1年間頑張ってくれた。若い選手が活躍してくれたし、シーズンも含めて来季につながる」と前を向くが、振り返ればやはりV逸の悔いがわくのが人情というものだ。12球団最長の45年間もシーズン勝率1位での優勝から遠ざかっているチームが終盤戦のあと1カ月半、外食を我慢する方針を打ち出せなかったか。札幌が本拠地の日本ハムでは、市中感染が下火となり球団が容認の姿勢を示しても、選手らが申し合わせて自主的に札幌市内での外食を自粛した。ロッテはやっと巡ってきたチャンスで、人事を尽くしたと言えるだろうか。

 歓喜への期待でロッテファンが膨らませた胸には、今後も2020年を振り返るたび、「もし集団感染がなかったら…」「あとほんの数カ月、外食を我慢していたら…」と、苦い思いが去来することになる。

短縮されたCSで勝ち目は薄かったロッテだが、そもそも優勝の大チャンスを逃したのが痛恨だ

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