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芝田山広報部長、2場所連続全休の白鵬&鶴竜へ横審前に最後通告「休んでいいという立場じゃない」

 ■大相撲11月場所9日目=16日、両国国技館

 上位陣が軒並み不在で、盛り上がりに欠ける場所とは一転。場所後23日の横綱審議委員会は注目を集めそうだ。2場所連続全休の白鵬(35)=宮城野=と鶴竜(35)=陸奥=は、今年5場所で皆勤は1度だけ。横審で「激励」「注意」などが決議されるのは確実となっている。

 芝田山広報部長(元横綱大乃国)は16日、「2場所全休で、あとは途中休場。あり得ないよな。(白鵬は)1回優勝しているからいいという問題ではない。横綱の権威はどういうものか、横綱の責任を自覚してもらわないと。昔からある相撲社会の美学ではなくなっている」と語気を強めた。

 自身は横綱として不調でも休場することなく、15日制では横綱初の皆勤負け越し。翌場所から6場所中5度の全休で批判を浴び、一時持ち直すも28歳で引退している。

 当時を「4場所休場で給料泥棒と呼ばれた。降格できるなら、したかったよ。降格できないところにつらさがある」と振り返り、「横綱は別格。1日でも長く土俵に上がるとか、われわれのころにはなかった。休んでいいという立場じゃない。潔さを求められる」とぴしゃり。横審の前に事実上の最後通告だ。

 「横綱は毎場所、進退を懸けて土俵に上がる。何場所も休んで(感覚は)戻らないでしょう。土俵から遠ざかれば遠ざかるほど、宇宙にいるみたいに感じる。(自身も)4場所休んで戻ってからは、違う空間から戻ってきたみたいだった」

 そう実感を込めた先輩横綱の声を白鵬、鶴竜はどう聞くだろうか。(塚沢健太郎)

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