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貴景勝、初の年間最多勝確定も避けたい“珍記録” 2年ぶり賜杯抱けるか

 ■大相撲11月場所11日目=18日、両国国技館

 大関貴景勝(24)=千賀ノ浦=が西前頭5枚目の琴勝峰(21)=佐渡ケ嶽=を突き落としで下し今場所10勝目。年間でも48勝(20敗3休)とし、初の年間最多勝を確定させた。

 場所前の段階で最多勝争いは、45勝の大関正代(29)=時津風=と43勝の大関朝乃山(26)=高砂=の一騎打ちとみられていたが、両者とも序盤でまさかの休場。7差で3位につけていた貴景勝が今場所3勝の正代に追いつき、初の栄誉が転がり込んできた。あと1勝で単独での受賞となる。

 今年は夏場所が中止となったため年5場所で、例年より勝利数が少ないのは仕方ないが、貴景勝は春場所に7勝で負け越し、7月場所は8勝でカド番脱出も途中休場。最多は秋場所の12勝で、最高優勝が1度もない。

 年間最多勝が制定された1957年以降、優勝なしで受賞は2016年の大関稀勢の里(69勝)だけ。2人目の珍記録を達成するよりも、一昨年九州場所以来となる賜杯を抱きたいところだ。

 もっか1敗で、東前頭17枚目の志摩ノ海(31)=木瀬=とともに優勝争いトップ。両横綱ら上位陣が軒並み不在の場所で、番付最上位の責任を果たしている。「毎日を大事にと、新弟子のときからやっている。今まで一生懸命やってきたことを、明日もやるだけ」と意気込む一人大関に、1年納めの場所を締めくくる期待がかかる。 (塚沢健太郎)

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