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【江尻良文の快説・怪説】第3戦の焦点は「2000年ONシリーズの再現なるか否か」だった 連敗から4連勝した長嶋巨人、今年の原巨人は3連敗 (1/2ページ)

 工藤ソフトバンクが舞台をペイペイドームに移した第3戦であわや継投ノーヒットノーランの完勝。4年連続日本一へ王手をかけた。対して、昨季の悪夢の4連敗再現危機という、絶体絶命の窮地に追い込まれた原巨人。

 最大の焦点は球史に残る2000年のONシリーズ再現なるか否かだった。今でも語り草になっている長嶋巨人対王ダイエーの世紀の一戦。勝負の分かれ目は第3戦だったのだ。

 敵地・東京ドームで長嶋巨人に連勝した王ダイエーは、意気揚々と本拠地・福岡ドーム(現ペイペイドーム)に乗り込んだ。ところが、王ダイエーは誰も予想しなかった第3戦からまさかの4連敗。ミラクル長嶋巨人の軍門に下ったのだ。

 原巨人が長嶋巨人のミラクルアゲインなるかどうか。第3戦の最大の焦点になったわけだ。ところが、球史に残る継投のノーヒットノーランを喫するという屈辱的な王手をかけられてしまった。

 世紀のONシリーズではダイエーフロントが前代未聞の大失態で、長嶋巨人をアシストした形になった。

 日本シリーズ期間中の福岡ドームを日本医師会総会に貸し出していたのだ。シーズン中にこの信じられないダイエー球団の不手際が発覚。ユニホーム組は怒り心頭に発した。

 「球団側は我々が今年は優勝しないとでも思っているのか。ふざけるな! 絶対に優勝してやる!」。実際に、怒りの大団結で見事リーグ優勝したのだ。ところが、一度医師会総会に貸し出してしまった以上、全面的に白紙に戻せるワケがない。

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