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【藪恵壹 藪から棒球】“ワースト失策”阪神の課題は投手陣の守備 個別練習が二の次ではいつまでも課題克服できない (1/2ページ)

 私の古巣阪神は今季、3年連続12球団ワーストの85失策を数えました。客観的な数字につい目がいきがちになりますが、本質的に立て直す部分は別のところにあります。

 おもに遊撃を守った木浪、三塁の大山の守備には改善が見られました。課題が山積しているのは投手陣の守備です。これまでも指摘されてきたことですが、青柳、藤浪らのゴロ捕球、ショートスローのミスは失策の記録がついたもの、つかなかったものを含め、とてもお粗末さを感じます。

 ここ10年の1、2軍の毎春キャンプを振り返って気になるのは、通り一遍の守備練習しか取り組めていないのではないかということ。全体練習が主となり、個別は二の次ではいつまでたっても課題は克服できない。苦手分野を徹底的に練習して、初めて自信をつけて試合に臨めるのです。

 阪神投手陣の守備でもろさを感じるのは〔1〕バント処理〔2〕バックアップからの本塁タッチプレー〔3〕走者を挟んでのランダンプレー-の3つ。〔1〕、〔2〕は相手野手が間違いなくつけ入ってきます。〔3〕は投手がプレーにかかわる機会は年数回しかないにせよ、いざ試合でそうした場面になると最も慌てるのは阪神ナインです。一塁への送球にしても、ワンバウンドになれば捕る方はやっぱり嫌です。それこそ野手と投手の信頼関係が崩壊する火種にもなりかねません。

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