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幻の菅野“ラス投”原監督が明かす 第4戦で「今日僕、ベンチ入りたい」直訴

 2年連続で日本シリーズ敗退の巨人・原辰徳監督(62)が26日、前夜の菅野智之投手(31)の幻に終わった登板の秘話を明かした。

 終戦から一夜明け、帰京の途に就いた指揮官は「敗軍の将、兵を語らず」と苦笑い。試合に関しては多くを振り返ろうとしなかったが、甥っ子でもあるエース右腕に関しては雄弁だった。

 21日の初戦で6回87球を投げたエースは、25日の第4戦(ペイペイドーム)を前に「今日僕、ベンチ入りたい」と指揮官に直訴。中4日で26日の第5戦で先発予定だったため「明日も行くんだよ?」と確認したところ、「1イニングだったらいける」と応じたため、ベンチに入れたという。

 7回攻撃中にブルペンで投球練習を行い、実際に起用する寸前だった。「皓太(中川)が8回に栗原を遊ゴロに打ち取ったでしょ。あそこを栗原に仮につながれていたら、智之だった。デスパイネのところ」と指揮官は明かした。

 メジャー希望を公言する菅野が、今オフにポスティングシステムによる移籍を希望した場合、球団は容認する構え。原監督は「一生懸命考えるでしょう。彼のことだからダラダラとは考えないと思うよ。監督という立場であるならば、残ってくれることがベスト。『行きなさい』とはいえないですよね。ハッハッハッ」と胸中を語った。

 菅野が今季限りで日本から旅立つのであれば、あと一歩で実現しなかった前夜の登板が返す返すも惜しい。巨人のユニホームを着て投げる、最後の晴れ姿になった可能性さえある。(片岡将)

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