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沢村拓一のメジャー挑戦にG党複雑? ロッテ移籍後「全然違う。何があったんだ?」

 9月に巨人から電撃トレードでロッテに加入して3カ月足らず。沢村拓一投手(32)が11月30日、海外フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグに挑戦することを表明した。

 オフに入って自身の進路について熟考を重ねたという沢村は、「最高峰の舞台ですから。世界中の優れた選手がプレーする場所。憧れもあるし夢もある。そういう意味で、権利を行使する運びになった」とメジャーへの思いを語った。同い年の田中将大(ヤンキース)、前田健太(ツインズ)、秋山翔吾(レッズ)にも刺激を受け、「メジャーでプレーする姿は、一ファンとして今まで見続けてきた」という。

 「日米42球団全て考えられる中で、選択肢の中にメジャーもある。一番必要としてくれる球団で腕を振りたい」と巨人への出戻りまで含め国内移籍の余地も残したが、G党の胸中は複雑だろう。背信のマウンドをさんざん見てきただけに、メジャーへの展望にも首をかしげたくなるはずだ。

 しかし、巨人時代に酷評を繰り返してきたOBは、ロッテ移籍後の沢村の投球について「巨人のときとは全然違う。何があったんだ?」と興味深い指摘。「これまでは球を早く離していたから、球速のわりに空振りが取れなかった。それがだいぶ打者に近いところで離せるようになり、スプリットとの緩急も利くようになった」と驚く。

 今季巨人では防御率6・08と苦しみファーム暮らしが続いたが、ロッテ移籍後は22試合に登板して防御率1・71と豹変。打者の慣れだけの問題ではなく、数字には技術的な裏付けがあったということか。