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【江尻良文の快説・怪説】NPB総会紛糾必至! コロナ禍で球団収入に大打撃、労組・選手会は正念場 (1/2ページ)

 3日、労組・日本プロ野球選手会の総会が行われる。今季は新型コロナウイルス感染防止問題で大激震したプロ野球界。無観客試合に始まり、観衆制限などで12球団の収入は壊滅的な大打撃。

 中日の契約更改交渉で早くもひと騒動起きたように、労組・選手会の真価が改めて真価が問われる。

 2004年シーズン中に勃発した、オリックスの近鉄買収、合併を引き金にした10球団1リーグ制度移行騒動以来の大危機。

 そう言ってもオーバーではないだろう。この大騒動の際に、オリックス・宮内オーナーはこう悲痛な声を上げた。「経営の苦しいJリーグもやっているように、選手の年俸を一律に下げないと球団経営はやっていけない」と。

 深刻な経営危機による10球団1リーグ制度への移行は、結果的にはソフトバンクがダイエーを買収、楽天の新規参入。さらに、「12球団2リーグ制度堅持」を強く訴えた労組・選手会が史上初のストライキを成功させたことでようやく回避されている。

 今回の新型コロナウイルス伝染防止のために、やむなく断行した「無観客試合」に始まり「最大で球場の収容人員の半分まで」の苦肉の策。そのための想像を絶する大幅収入減は、選手の契約更改交渉を直撃する。