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ヤクルト・山田哲を襲った“一抹の不安” 「他球団に行ってレギュラーになれなかったら…」

 FA権を行使せず残留を決めたヤクルト・山田哲人内野手(28)が4日、現状維持の年俸5億円プラス出来高払いで7年総額約40億円で契約を結んだ。

 FA野手の目玉とみられていたが、山田は「特にパ・リーグに挑戦したい思いがあった。初心に帰れるだろうし、勉強になるのではと思った」と本音を吐露。しかし今季は打率・254、12本塁打、8盗塁と、最後まで状態が上がらず。球団関係者は「もし他球団に行って、レギュラーになれなかったらどうしようと、不安を感じたようだ」と踏みきれなかった裏事情を明かした。

 球団幹部は「何億円ももらって今季のような成績に終われば、ヤクルトなら『調子が悪かった』で許されるが、他球団なら大バッシングを浴びることになる。賢明な判断だったといえる」と話している。

 来季は青木に代わり主将に就任。チーム内やOBからは、自分本位なスタイルに苦言を呈されることが多かったが、自覚を促される形となった山田は「ずっとそういうタイプではないと思ってきた。これからは視野を広くして、姿勢でも結果でも引っ張っていきたい」と意気込みを語った。

 一方で、小川泰弘投手(30)は国内FA権を行使し「納得して来年以降の野球人生につなげたい。思いっきり野球をするために、今しっかり悩むことが一つの財産になると思います」とコメント。今季年俸9000万円から大幅増の複数年契約が提示されたが、ここ数年の契約更改で評価が低かったことで芽生えた、球団に対する不信感は拭えなかったようだ。

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