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【小田幸平 ODAの第2捕手目線】契約更改ウラ話 8年で出場86試合でもダウン提示ゼロだった理由 交渉に必要なのは「根拠」、他球団との比較はNG! (1/2ページ)

 オフシーズンに入って各球団で契約更改が本格化しています。私の古巣中日では保留者が続出して選手会が球団代表に抗議文を出すなど荒れ模様になりました。

 そもそも契約更改交渉とはどんな席なのか、私の経験からお話しします。基本的に球団事務所の一室で行われ、出席者は選手1人と球団側は代表、査定担当、書記役の1対3で進みます。この場で中心的に話をするのは球団代表で、査定担当が金額の根拠など細かい部分を補足します。

 私のひそかな自慢ですが、現役16年の内、8年間を過ごした巨人で一度もダウン提示を受けたことはありません。この間、10本以上安打を打ったのは2度だけ。一度もレギュラーをつかんだことはありませんでしたが、年俸は2度の現状維持を除いて上昇を続け、巨人在籍最終年の2005年には2000万円に達しました。

 この時点で通算86試合出場の控え捕手が地道に評価を高めていけたのは、プレー以外の理由があります。

 当時の私の主な役割はロッカー、ベンチ内の盛り上げ役。スタメンでないときは、いかに先発メンバーを気持ちよくグラウンドに送り出すか。その試合ごとに投手のサポートなど自分が果たした役割をメモに残すようにしていました。

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