記事詳細

【zak女の雄叫び】プロ野球はコロナ禍の中で“完走” 収入減の確保など課題 (1/2ページ)

 今季のプロ野球はソフトバンクの4年連続の日本一で幕を閉じた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕が約3カ月遅れ、交流戦やオールスターは中止。試合数は143試合から120試合に削減される異例のシーズンの中、さまざまな対策を取りながら“完走”した。来季は例年通りの試合数を予定しているが、先が見通せない現状で新たな収入源の確保など課題も残っている。

 今季のプロ野球の当初の開幕日は3月20日。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、約3カ月遅れの6月19日に開幕が延期され、公式戦では史上初となる無観客でのスタートになった。観客の受け入れは7月10日から上限5000人で開始。9月19日以降は、会場収容数の50%までとの上限付きで開催された。

 近年、プロ野球はチケットやグッズ収入で収益を確保してきた。昨季の観客動員数は2600万人を突破し、過去最多を更新。球団によっては入場料収入が1試合1億円とも言われていた。上限が設けられた今季の観客動員数は昨季の5分の1以下の約480万人にとどまり、各球団とも厳しい経営状況となった。ロッテの河合克美オーナー代行兼球団社長は、今季の球団収支について「数十億円単位の赤字になる見通し」と明かしている。

 現時点で、政府が大規模イベントについて、観客数の上限を撤廃するかどうかの見通しは立っていない。プロ野球界は来季以降、新たな収入源の確保を模索していかなければならない。注目されるのが、デジタル事業の強化。球場に行かずに自宅のテレビなどを通して応援する「リモート応援」や選手関連グッズのインターネット販売などに力を入れ始めた球団もみられた。