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【神谷光男 スポーツ随想】関学大の「繰り上げ出場」認めない協会の横暴さ ちぐはぐな対応「仕方ない」では済まない ラグビー全国大学選手権 (1/2ページ)

 ラグビーの全国大学選手権は東西の対抗戦、リーグ戦代表の初戦となる13日の3回戦で本格的に開幕した。優勝候補の明大、早大などシード校は19日の準々決勝からの登場となり、来年1月11日の決勝(国立)まで目の離せない対戦が続く。

 3回戦で残念だったのは、大阪・花園での帝京大-同志社大が不戦になったことだ。関西リーグ2位の同大は、12月8日に部員13人の新型コロナウイルス感染が確認され出場を辞退した。日本協会が作成した大会規則によると、出場辞退が出た場合は「同じリーグの下位チームを繰り上げて出場させることを検討する」となっており、4位で出場権を逸した関学大が該当した。ところが1回戦まで中4日しかなく、「十分な準備期間が確保できない」と関学大の出場は認めず、帝京大の不戦勝が決まった。

 関学大は11月29日の関西リーグ3-4位決定戦で京産大に敗れた。それがチーム最終戦で、その後まったく練習をしていなかったら、確かに準備期間がなさすぎる。だが関学大は敗退後も繰り上げ出場に備えて練習を続けており、同大の出場辞退の直後から日本協会に「準備はできている」と数回メールを送っていたという。協会としては一方的に判断しないで、関学大に準備状況と出場の意思を確認し、「それなら頼む」とお願いするのが筋ではなかったか。

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