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貴景勝、初の綱取りに白鵬は壁となれるか 2021年は世代交代“待ったなし”

 大相撲初場所(来年1月10日初日・両国国技館)の新番付が24日、日本相撲協会から発表された。今年の初場所後、横綱審議委員会で矢野弘典委員長は「世代交代が目の前に迫ってきている」と話したが、コロナ禍で3月の春場所は無観客、5月の夏場所は中止。仕切り直しの2021年はいよいよ、“待ったなし”の1年となりそうだ。

 13勝で11月場所優勝の貴景勝(24)=常盤山=は初の綱取り。稀勢の里以来3年ぶりの新横綱誕生の期待がかかる。

 元大関の照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=は17年九州場所以来となる関脇復帰。11月場所は小結で13勝を挙げ優勝決定戦こそ敗れたが、自己最高位の大関まで戻る足がかりをつかんだ。初場所の成績次第では、春場所には17年秋場所以来の失地回復を果たせそうだ。

 休場続きで横審に史上初の「注意」を決議され土俵際に追い込まれたのが、ともに35歳の白鵬=宮城野=と鶴竜=陸奥=の両横綱。23日までの合同稽古で白鵬は貴景勝、初のカド番となる朝乃山(26)=高砂=を圧倒。存在感を見せつけた。一方の鶴竜は相撲を取ることなく終了。引退後に親方になるため必要だった日本国籍を今月ついに取得したが、初日まで約2週間でどこまで心身を仕上げられるか。

 人気の小兵力士、炎鵬(26)=宮城野=は10場所ぶりの十両となる東3枚目まで降下。7月場所中にキャバクラ通いが発覚した阿炎(26)=錣山=は東幕下16枚目に陥落し、今場所まで3場所出場停止処分となっている。

 東序の口28枚目の勝南桜(22)=式秀=は服部桜から改名。デビュー以来通算3勝209敗、現在75連敗中だが、験直しといきたい。(塚沢健太郎)

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