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【福島良一 メジャーの旅】コロナ禍で選手会とMLBが対立 こんなシーズンは二度と御免! (1/2ページ)

 激動の2020年が終わりに近付いている。世界中が未曽有の事態に直面したコロナ禍において、米国スポーツ界は前例がないほどの大打撃を受けた。それは国民的娯楽である野球界も例外でなかった。

 3月26日の開幕は4カ月近く遅れ、従来の162試合から60試合に短縮され、同地区との対戦のみ。無観客試合で両リーグともDH制、タイブレーク制、ダブルヘッダーは7イニング制…など、様々な特別ルールのもとで行われた。

 開幕延期によって、7月14日ロサンゼルスで開催予定のオールスターゲームは中止。1981年当時史上最大のストライキに突入したときも球宴は行われたのに、戦後初の中止。他にも英国ロンドンでの公式戦などキャンセルが相次いだ。

 さらにマイナーリーグの公式戦全試合が中止。1901年創設以来プロ野球の隆盛と共に成長し、全米各地に17リーグで合計198球団の試合が全て中止。大リーグが下部組織の合理化を図るための球団数削減と共に暗い影を落とした。

 アマチュア球界を見ても、大学全米一を決めるカレッジワールドシリーズが中止。世界各地の予選を勝ち上がったチームが集結して行われるリトルリーグワールドシリーズも74年目で初の中止。野球王国から国民のゲームが奪われた。

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