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バド・桃田、逆転Vも「思い切れない気持ちの弱さあった」 五輪までに取り戻せ「王者の風格」

 バドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(26)=NTT東日本=が27日、「全日本総合選手権」(東京・町田市総合体育館)決勝で2-1と逆転勝ち。海外遠征中の1月に交通事故に巻き込まれて以来の復帰戦を飾ったが、苦戦が目立った王者はまだ復活途上だ。

 25日の3回戦に続き、この日も第1セットを奪われる苦しい展開。3年連続4度目の優勝にも、ショットの精度とともに「プレッシャーに打ち勝てず思い切れない気持ちの弱さがあった」と反省点が口を突いた。

 心身充実で臨んだ昨年の大会は「だいぶリードしているところから始まり、そのまま単独でゴールできた。『普通にしていたら勝てるでしょ!』と。圧倒的な自信があった」。だが右目の眼窩底骨折など重傷を負い、11カ月ぶりにコートに戻った今大会は「誰が優勝するか分からない。横一線でのスタート。すごく不安でしたし、一度も自分の中で王者としての風格が感じられなかった」と率直に語った。

 これまでの競技生活を「自分はコツコツ積み重ねたものをコートに出すスタイル。結果を残してから少しずつ自信がついていた」と改めて振り返る。ならば、また結果を積み重ねるしかない。来年1月12日からは久々の海外遠征となるタイオープンに参戦。「自分の力がどこまで通用するか、日本のエースとして自覚をもって挑みたい」。7カ月後に迫った五輪までに、王者の風格を取り戻したい。(山戸英州)

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