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紀平梨花“筋トレV” 安藤美姫以来の4回転サルコー フィギュア全日本選手権

 4回転サルコーを初めて成功させて全日本選手権(最終日27日、長野市ビッグハット)を連覇した女子フィギュアの紀平梨花(18)=トヨタ自動車。コロナ禍の中、スイスで地道な筋力トレーニングを積んだ成果だった。

 全日本で4回転サルコーを決めた女子は2003年大会で初優勝した安藤美姫以来17年ぶりで2人目。昨年12月のグランプリファイナルで転倒して以来約1年ぶりの挑戦だったが、3・19点の高い出来栄え点もたたき出した。「北京五輪へ4回転を試合で決めたい思いが強かった」と声を弾ませた。

 コロナ禍で出場予定の大会が中止となり「モチベーションが下がることもあった」という。それでも、11月下旬に帰国するまで練習したスイスで4回転成功を目指して、筋力トレーニングに励んだ。飛び台をジャンプで昇降するきつい下半身強化など、1日1時間以上の筋肉トレーニングメニューを週4日こなし、太ももはたくましくなった。

 スペインのインターネットテレビ局「オリンピックチャンネル」は「紀平は新ジャンプで武装した。4回転のリスクを取ったことが勝利をもたらした」と伝えた。

 2022年北京冬季五輪の出場枠が懸かる世界選手権(来年3月・ストックホルム)代表にも決定。4回転サルコーを複数回跳ぶことでさらに難易度を上げることもできる。

 強敵のロシア勢も顔色が変わっていることだろう。

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