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新興勢力・創価大の初V阻んだ駒大・大八木監督の非情采配 最終10区で大逆転 4年生2人を“最後の箱根”晴れ舞台から引きずり下ろす (1/2ページ)

 第97回東京箱根間往復大学駅伝競走は3日、復路(神奈川・箱根町-東京・大手町、109・6キロ)が行われ、駒大が13年ぶり7度目の総合優勝。55年連続55度目出場の名門を率いてきた情に厚い名物監督の変身が、最終10区での世紀の大逆転劇につながった。

 毎年のように優勝候補に挙げられながら、大八木弘明監督(62)が監督車から張り上げる「男だろ!」のゲキもむなしく、V逸を続けてきた駒大。2004年就任の大八木監督の責任を問う声は強まり、18年には前学長に野球部OBの中畑清氏まで参戦する退任騒動に発展した。

 学内の調査で全面的に監督側の主張が認められたが、なかなか結果を出せず口実を与えたのは事実。猛将は勝つため情を捨てた。当初8区は伊東颯汰、10区は主将の神戸駿介(ともに4年)がエントリーされていたが、佃康平、石川拓慎(ともに3年)に変更。“最後の箱根”の晴れ舞台から引きずり下ろされた無念を背負い、後輩たちが大仕事をやってのけた。

 10区のたすきリレーの時点で、首位創価大と3分19秒差は絶望的といえた。伝統校に誤算が相次ぐなか、出場4度目の創価大は前日に初の往路優勝を飾った勢いのまま、この日も初の総合優勝へ猛進していたが、アンカーまで来て今大会初の大ブレーキ。大抜擢の石川は区間賞の激走を見せ、残り2キロでついにトップをとらえたのだった。

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