記事詳細

【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】東京五輪開催へ多くの疑問と不安 定かでない関係者のワクチン接種完了、選手の身内やファンに国境開放するのか? (2/5ページ)

 だが、すべての人がこれで楽観的になったわけではない。日本国内の世論調査でも東京五輪への支持はバラバラだ。

 昨年暮れの共同通信の世論調査では、五輪支持はわずか38%。32%が「さらに延期すべきだ」と答え、全体の4分の1近くは「すべてを中止にすべきだ」と答えた。

 IOCと五輪組織委員会が延期を決めて1年、周囲を取り巻く不安定で不確実な状況は少しも変わっていない。

 米ファイザー社などが開発したワクチンの接種が米英で始まった。

 日本政府も、7月までには日本国民を対象にしたワクチンの接種を終えることができるとしているが、世界から集う選手、観客、大会関係者がすべて夏の大会までに接種を受けられるかどうかは定かでない。

 米政府のワクチン投与計画によると、医療従事者などは別にして、若くて健康な成人は、列の後ろに回された。オリンピック選手も特別に優先されてはいない。五輪関係者が全員、接種を終えることができないかもしれない。

 海外のメディアもこんな疑問をぶつける。

 日本はすべての五輪選手の家族や友人、ファンに国境を開放するのか?

 選手村が一種の「バブル」となり、都心へのアクセスができない状態にならないか?

 アスリートは入国前か、入国後の一定期間、隔離されることにならないか?

関連ニュース