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【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】東京五輪開催へ多くの疑問と不安 定かでない関係者のワクチン接種完了、選手の身内やファンに国境開放するのか? (3/5ページ)

 水泳の米ナショナルチームのマネージング・ディレクター、リンゼー・ミンテンコ氏は昨年暮れ、ニューヨーク・タイムズ紙の取材に「今私が言っていることは明日には変わっているかもしれない。東京からは、彼らの声がほとんど聞こえてこない」

 日本経済研究センターの齋藤潤・研究顧問は同じくNYタイムズ紙の取材に「他の国の実情をみればとても楽観的になれない。より多くの人が国境を越えれば状況はさらに悪化する」と話した。

 長く五輪を見てきた東京の経済コンサルタント、ヒロキ・アレン氏の予測はさらに悲観的だ。

 「選手は規則を守らないだろう。選手村は他の五輪の時と同様、パーティーと乱痴気騒ぎの場になる。選手はワクチン接種を拒否するだろう。ワクチンの安全性はまだ確認されていない。副作用の恐れのあるワクチンを受け入れるとは到底思えない。潜在的に感染したアスリートが数千人単位で行動し、他人にうつしていく。結果的に選手村はウイルスに汚染された巨大なペトリ皿(微生物など培養実験で用いられるガラス製の平らな皿、シャーレ)と化すだろう」

 旅行客も問題だ。ウエストポイント(米陸軍士官学校)を卒業し、世界的なテロや麻薬の密売を取り締まった経歴のあるアレン氏は、「ツーリストは病気を持ち込む。特に欧米のコロナウイルスは感染力が強く、これが日本中にばらまかれることになる」

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